
コンクリート用化学混和剤とは、その界面活性作用(分散作用や起泡作用)により、ごく少量(コンクリート1m3あたり数グラム~数キログラム程度)で、コンクリートの諸性質(流動性・硬化時間・強度発現性など)を大きく改善することが可能な薬剤です。
現在製造されている生コンクリートやプレキャスト製品には、ほぼ100%、何かしらのコンクリート用化学混和剤が使用されています。一般に化学混和剤を直接目にする機会はほとんどないと思いますが、セメント・骨材とともにコンクリートの製造に欠かすことが出来ない材料で、日本のコンクリート業界を陰ながら支えています。
特に、1980年代後半に開発されたポリカルボン酸系化合物を主成分とする高性能(AE)減水剤は、その強力なセメント分散機能と優れた流動性保持機能により、高強度コンクリートの強度レベルを飛躍的に向上させることが可能になりました。

W/C=25%のペースト(高性能AE減水剤無)

W/C=25%のペースト(高性能AE減水剤有)
あべのハルカス(大阪)や現在建設中の東京トーチタワー(東京)をはじめとする超高層ビルの建築は、高性能(AE)減水剤の開発無くしては成しえなかったと言っても過言ではありません。

コンクリート用化学混和剤は、コンクリートの課題が解決できるよう今後も技術開発を進めさらに進化し続けてまいります。
